4)突っ張り棒の注意点

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地震の揺れに備えて家具を固定する、というのはもはや地震対策の初歩ですね。そして、賃貸住宅であればむやみに壁に釘やビスを使って止めるわけにはいきませんし、新築住宅でも、まっさらの壁に釘やビスを使うのはなんだか気が引けます。
そうすると、少し値が張りますが「突っ張り棒」を使うのが便利です。

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「突っ張り棒」はむやみにつけても効果無し

でも、この「突っ張り棒」。使い方を間違うと全く効果がありません。
というのは、「突っ張り棒」が効果を発揮するのは
天井下地に「突っ張り棒」がキチンと当たっているときだけなのです。
それ以外のただの天井に、「突っ張り棒」をいくら取付ようが、天井に張られているボードなんて、蹴破れば簡単に穴が空く弱いものですから、地震で家具が浮き上がったとたんに、天井を突き破ってしまいます。

つまり、
「突っ張り棒」は、下地に当たっていないと全く効果が出ない
下地の向きは一方向しかない
下地をキチンと捕らえて取り付けないとダメ
ということなんですね。

  • 天井下地はどう入っているか

天井下地は右の写真のように部屋に対してどちらか一方向にしか入っておらず、その下地の間隔は45cm、下地の幅は、3~4cm前後です。

  • 下地を探す

いわゆる千枚通しの要領で、天井に極めて小さいキリをブスブス突き刺しながら探す道具があります。千円程度でホームセンターで売っています。

  • 下地がわからなければ

下地がわからなければ、壁際に突っ張り棒を取り付けましょう。壁際には必ず天井下地が入っているからです。

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