屋根材の種類と特徴

屋根材の代表的な分類は、「金属」を使った屋根。「スレート」を使った屋根。「瓦」を使った屋根の3つに大きく分類されます。

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金属屋根(ガルバニューム鋼板)

もっとも軽量でアールを含めてもっとも自由な形状に屋根を造ることができ、住宅の屋根では、超耐候性鋼板のガリバニューム鋼板などを使った屋根が多く使われています。
反面、ガリバニューム鋼板もいわば「トタン」の高耐久性材料と言うべきものですから、材料そのものに断熱性や遮音性がありません。

そのため屋根の下の断熱対策は必須ですし、雨音などの防音も考えておく必要があります。

スレート屋根

天然のスレートを使った屋根もありますが、住宅屋根の代表格は「カラーベスト」「コロニアル」といった商品名のほうがなじみやすい、彩色石綿セメント板という薄いスレートの屋根材ですね。
この材料も、材料の厚み、デザインなどから、値段はピンキリ。安いもので3,000円/m2から、高いものだと10,000円/m2近くになってしまいます。

また、天然スレート以外は屋根材の表面を着色している材料が多いですから、10年以上経つと色落ちが始まり、表面だけを塗り直す必要があります。

瓦屋根

日本瓦、洋瓦とひとくくりでは言えないほど、形状も形も様々です。
ただ、材料自体が重いので、耐震性も上の2つの屋根材を使う建物よりも高いものが要求されています。

でも一度葺いてしまえば、メンテナンス不要なほどの高い耐久性が売りで、メンテナンスフリーなのも良い面でしょう。

屋根材料と勾配

使う屋根の材料によって、下図のように可能な屋根の勾配が決まっています。
また、6寸勾配をこえると、屋根足場というものをかけない限り、屋根の上を歩くことは出来ず、メンテにもお金がかかる屋根になります。

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