小屋裏換気

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小屋裏は暑い!!

あなたは、夏場の屋根裏の温度がいくらになるかご存じでしょうか。
下図のように夏の屋根裏は暑いときには60℃近くに達しています。60度という温度は、物がカラカラに乾く温度ですね。屋根裏はこのような過酷な環境にあります。そのため、木材はカラカラに乾燥し、木材の中の必要な水分までも乾燥していまい、木材の耐久性という点ではもっとも劣悪な環境にあります。
また、これだけ暑い気温になるといくら天井に断熱材を敷き込んでもやはり断熱効果は少なくなってしまいます。

そのため、小屋裏(屋根裏)部分を適度に換気するということは、木造の建物にとって耐久性を高めるという点では非常に大きな役割をもっています 。
昔の大きな大きな大屋根の下が涼しかったのも、このような小屋裏の換気効果があったためではないでしょうか。

左は、住宅の小屋裏の温度の計ったもの。昼と夜で25℃前後の気温の変化がある。昼間は55℃近く、夜は25~30℃にまで下がる過酷な条件にある。
右は、別の住宅の小屋裏の温度画像。屋根の下地は60℃近くに達している。

・建築基準法では、小屋裏換気は規定されていません。つまり、無くても良い。

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