【実践】窓の配置・2階

間取りで失敗したの第一位は「窓」でした。そこで、窓の大きさと配置の目安を知り、窓の方角と人間心理学で窓からの人間心理を確認したら、あとは実践です。実際の間取りに窓を配置してみましょう。

今回は2階の配置を見ていきましょう。

前回はこちら

間取りで失敗したの第一位は「窓」でした。そこで、窓の大きさと配置の目安を知り、窓の方角と人間心理学で窓からの人間心理を確認したら、あとは実践です。実際の間取りに窓を配置してみましょう。(Aの窓)8帖の和室の採光に必要な窓の大きさ[…]

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(Aの窓)採光のための窓面積

これは、以前からご案内しているとおり、その部屋の床面積の1/7を目安にすればいいですから、6帖の部屋であれば幅1.6mの窓の場合、窓の高さは0.9m程度の窓で良いことになります。
(2.73*3.64)/7=1.41m2÷1.6=0.9m

(Bの窓)東の窓

せっかく東面に窓が取れるのなら、出来る限り朝日が入るように窓を設けましょう。
そして、その窓も昼以降は日射しの入らない安定した窓になります。

(Cの窓)北の窓

この間取りでは廊下になっていますが、間取り上、北側に洋室を持ってこざるを得ない場合もありますが、以前も説明したように、北側の窓はもっとも安定した日射しの入る部屋です。少し大き目の窓を作れば勉強にうってつけの部屋になりますよ。

北側だ・・なんて決して悲観しないことです。

(Dの窓)西日の当たる窓

西日を経験したことのない人にとっては、想像も出来ない事ですが、一般的に西日ほどやっかいなものはありません。
どうしても西に面して窓を設ける場合は、西日対策も重要ですよ。

西日対策の基本

  1. 窓の面積を出来る限り小さくする
  2. Low-Eガラスを入れる
  3. 窓の外側にすだれ等を吊れるようにする
  4. 遮熱カーテンをつける
    (1階は隣家などが建っているために西日が入らなくても、2階は西日が入る場合が多い)

そういう意味では、この図面のような大きな窓はダメですよ。

(Eの窓)小部屋の窓

ウォークインクローゼットなどでも、2帖以上の部屋をとる場合も多いですが、換気用の小窓があると、臭いや湿気、暖気がこもるのを防ぐことが出来ます。

そして採光以外に、風通しも窓の大事な計画ポイントです。

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