途中で諦めないこと

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 ここで「ローコストの心得」のテーマを一旦まとめて、おしまいにします。ここまで書いていることはいわゆるテクニックではありません。
唯一テクニックらしきものは、「建物の形とコスト」という部分ですが、ローコストの、こうすれば「ローコストに出来る・・」なんて、さもありそうなテクニックなどありません。 なぜなら、
いつも、坪60万円で立てている住宅業者が、「はい、分かりました。お客様には、坪45万円で建てるプランを提供しましょう・・」なんて話は眉唾ものです。
安く建てるというのも一つのノウハウです。
建築家の中には、ローコストをメインに謳っている事務所もありますが、多くは工事を協力してくれる工務店が決まっています。それは、そういう部分(ローコスト)を協力してくれる工務店あっての話だからです。
ですから、最初のスタートは、臆せず、忍耐を持って業者を捜す。。ということからスタートします。
その後は、今まで書いてきたとおりのことです。
そして、一番大事なことは途中で諦めないことでしょうね。。
なぜなら、こんな事を書いている私なんか、自分が立てた計画に縛られ、「せっかくですから・・」というセールストークにほだされ、予定よりも高い買い物をしてしまったのです。それも「まぁ、せっかくだから仕方ないか」という自己弁護を自分にしながらね。
後から振り返ると、「少々遅れて建てても構わない」という気持ちの余裕があれば良かったのですが、大体人間、2.3件の業者を廻ると、大概疲れ果て、「いい加減、この辺りで決めたい」という心理が働いてしまいます。
安く建てたい・・と思いつつ、この先の業者探しの面倒くささを知り、今ある現実に妥協してしまうんですね。
この気持ちに打ち勝てば、ローコストも自分にあった業者を探すことも手に入れられるでしょうね。
私がそうでしたから。(意志を通せなかったという意味で)
多くの人にとっては、ローコストの道、それは自分に打つ勝つことかも知れませんよ。

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